IT業界はトレンド業界と言うこともあり、稼ぎやすいだろうと考えてエンジニアになる人も増えている。収入アップを図りたいエンジニアにとって、IT業界の中でもどの分野で活躍するかは大きな問題であり、慎重に職種ごとの年収を調べている人も少なくないのだ。
職種による収入の違いは実は大きな問題で、どんな専門スキルを習得して経験を積んでいくかにより、収入には大差が生じる可能性がある。例えば、トレンドの分野として人気があるweb開発では、webエンジニアの年収が高めになっているのが実態だ。しかし、この結果はあくまで平均的な年収で考えた場合で、個々のwebエンジニアの収入が高いかどうかは、また別問題だと言うことは念頭に置いておく必要がある。
実際には、webエンジニアの年収はかなり幅が広い。エンジニア全体の平均年収の半分以下と言うこともあれば、1000万円以上稼いでいる人もいるのだ。収入の幅が広いのは、成果重視の現場が多いことが理由として挙げられる。高いスキルを持っていて、複雑なwebサイトを開発できることが高く評価されることもあるだろう。しかし、スピーディーにクライアントの要求に従い、web開発ができるwebエンジニアの評価が良い現場も多い。
現実的には、スキルがどれだけ高いかで評価されるより、実際に収益につながる部分が重視されているのが、web業界の傾向だ。実績に比例して収入が高くなると考え、いかに成果を評価してもらうかが、webエンジニアが年収を上げるためには重要となる。